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関谷君が電子情報通信学会NS研究会で研究発表を行いました

 修士課程1年の関谷健二君が、2009年4月16日〜17日に本学豊洲校舎(東京都江東区)で開催された電子情報通信学会ネットワークシステム(NS)研究会で研究発表を行いました。

 発表論文のタイトルは、「μSEcastにおける効率的類似パケット統合手法の実装とその評価」。MINETで継続的に研究を進めているμSEcastプロトコルは、多人数対戦ゲームのように同じデータを複数の場所に送信する際、パケットを統合して転送することで自動的に通信量を削減する技術です。オリジナルのμSEcastでは、データ部分が完全に一致する場合のみ統合処理を行いますが、実際のソフトウェアでは完全に一致するデータが送信されることは稀であり、ユーザIDやパケット番号など異なる部分が含まれると考えられます。そこで本研究では、データ部分が一部異なっている場合にもパケット統合が行われるような新しい手法を二つ提案し、従来手法との比較を行いました。実際のネットワークを利用した評価実験により、提案手法の有効性が示され、μSEcastの適用範囲を拡大することに成功しました。

 本研究は、関谷君が2008年度に卒業研究として行っていた内容です。関谷君は今年度修士課程に進学を決めたばかり。これからの2年間で、μSEcastを応用した新しい通信技術の開発に取り組みます。今後の活躍に期待です!

※幹事仕事のため、写真撮影を忘れました。ごめんなさい。。。

 

 

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