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北田君が電子情報通信学会NS研究会でポスター発表をしました

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 修士課程2年の北田裕之君が、2009年10月15日〜16日に熊本県立大学(熊本市月出)で開催された電子情報通信学会ネットワークシステム(NS)研究会で研究発表を行いました。

 発表論文のタイトルは、「PPStreamのトラヒック分析」。近年、P2Pを使った通信が著しく増加していますが、中でもP2P映像配信はネットワークへの負荷が大きく、インターネットサービス事業者の悩みの種となりつつあります。本研究では、P2P映像配信サービスの一つであるPPStreamに着目し、サービスを利用した際に発生するトラヒックパターンを分析しました。

 研究室内に実験用のコンピュータを用意し、1週間連続で映像を受信した場合の通信履歴をすべて取得しました。膨大な量の取得データを1つずつ解析して、フローと呼ばれる連続した通信ブロックに分類し、フローの統計的な特徴を分析しました。また、ファイル共有サービスとの特徴比較を実施しました。

 実はこのポスターセッション、NS研究会初の試みだったのです。本発表では、より充実した議論を行うため、ポスターセッションへ投稿しました。通常、口頭発表では25分しか持ち時間がなく、質疑応答は5〜7分という短い時間しかありません。これに対し、今回のポスターセッションには1時間30分もの時間が割り当てられたので、興味を持って頂いた方と十分な議論ができました。

 頂いたコメントをもとに、今後の研究に励みましょう!

 

 

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