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Nguyen An Hung君が国際会議ICCE-TWにて研究発表を行いました

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 博士課程2年のNguyen An Hung君が、2019年5月20日〜22日に台湾・宜蘭県礁渓で開催された国際会議「IEEE International Conference on Consumer Electronics - Taiwan(ICCE-TW 2019)」にて研究発表を行いました。

発表タイトルは「Detecting IoT Traffic Anomalies in Smart Home Environment(スマートホーム環境におけるIoTトラヒックの異常検出)」。情報機器の発展とネットワークの普及に伴い、さまざまなセンサ機器が家庭に設置される時代が到来しています。このようなスマートホーム環境では、PCやスマートフォンに限らずほとんどすべての家電機器がネットワークを利用して情報伝送を行うようになるでしょう。現在のところ、これらのIoT機器がどのようなトラヒックを発生させるかについて、研究があまり進んでいません。本研究では、IoT機器から発生するトラヒックの特性を調査するとともに、DDoSやポートスキャンなどのサイバー攻撃を受けた際に生じるトラヒックを検出する方法について提案しました。

仮想的な実験の結果から、DDoS攻撃やDDoS攻撃を受けると、ネットワーク内を流れるTCPパケットの宛先ポート番号が非常に変化するようになり、エントロピーが10倍以上大きくなることが分かりました。このように、いわゆる「5 tuples」と呼ばれるパケット内の送信元及び宛先情報の変化を調べることで、トラヒックの異常検知を実現することができることを明らかにしました。

Hung君は現在博士課程2年であり、今後博士学位の取得に向けて更なる研究に挑戦していく予定です!

(2019年5月30日現在、論文はICCE-TW2019 Program (EDAS)よりダウンロード可能です。)

5月21日、午前のセッションで発表するNguyen An Hung君。

 

 

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