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大岡里奈さんが、電子情報通信学会 情報通信マネジメント研究会にて研究発表を行いました

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 2020年1月9日〜10日に長崎県佐世保市アルカスSASEBOで開催された電子情報通信学会情報通信マネジメント(ICM)研究会において、当研究室修士1年の大岡里奈さんが研究発表を行いました。

 発表タイトルは「P2PTV単位トラヒック分類における2段階クラスタリング方式とその評価」で、2019年5月に発表した研究の続編です。サーバに負荷をかけない方法で映像配信を行うP2PTVは、ピア・ツー・ピア(P2P)と呼ばれる通信技術を用いた映像配信方式であり、視聴者間でデータの補完を行うことでサーバ負荷を下げることができます。これまでの研究成果から、P2PTVを視聴したときに発生するトラヒックパターンは大きく6種類程度に分類されることが分かっています。今回の研究では、これらのトラヒックパターンにコンテンツに依存せず、どのようなコンテンツを視聴しても同じようなパターンが出現することを明らかにすることを目的として調査を行いました。

 大岡さんはまず、たくさんのコンテンツ視聴データを10秒ごとに分割して、それらをすべてまとめてクラスタリングする方法を試してみました。しかし、この方法では、データは2種類に分類されてしまいました。主成分分析を行ってみると、トラヒックの出現頻度に大きな違いがあって、マイノリティ(少数派)データがうまく分類されないことが判明。そこでもう一つの方法として、コンテンツ単位で1段階目のクラスタリングを行ってクラスタごとの特徴量を抽出、そのデータをもとに2段階目のクラスタリングを行う方法を提案しました。本手法により、トラヒックの特徴をとらえた5種類のクラスタに分類されることが明らかになりました。

 今回の研究により、P2PTVを視聴したときに発生するトラヒックは、これら5種類のトラヒックパターンの組合せとして表現されることが分かりました。今後はRISING 2019で発表したトラヒックの表現方法と組み合わせて更なる分類を行うほか、トラヒックを予測する手法の提案につなげていく予定です。

 

 

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