三好教授が電子情報通信学会より第9回教育優秀賞を受賞しました!
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2025年6月5日に機械振興会館で開催された電子情報通信学会総会において、三好が第9回教育優秀賞を受賞しました。本賞は、電子工学及び情報通信並びに関連分野における教育実践(学会、教育機関、企業等での教育の実践において顕著な成果を挙げ、当該分野の教育の発展に寄与した個人を毎年3名以内選び贈呈されるもので、大変名誉な賞です。
受賞業績は「授業履修型留学を必修とする国際プログラムの設計と運用」で、本学システム理工学部電子情報システム学科に設置されている「国際プログラム」を設計し、8年間にわたり運営を率いてきたことが評価されました。国際プログラムは、所属学生の約1割を上限とし、国際的に活躍できる技術者(エンジニア・サイエンティスト)を育成するために設置されました。一般の学生と異なり、(1) 1セメスター以上の海外留学と海外大学での単位取得9単位以上、(2) 英語で実施される授業による単位取得32単位以上、(3) 卒業研究の英語での発表(論文、プレゼン)を卒業要件としており、本学部の特色あるプログラムとなっています。
三好は2014年度に国際交流センター長に就任した際、スーパーグローバル大学創成事業(SGU)の一つの柱として本プログラムの設計に携わり、2017年度より電子情報システム学科を含む3学科にてスタートしました。途中コロナ禍の影響で留学が叶わない時期がありましたが、現在では毎年4〜10名の学生が海外の協定大学に留学しており、留学先大学には世界トップレベルの大学が含まれるに至りました。また、国際プログラム修了生の中にはアメリカやフィンランドの大学院に進学する者もおり、当初の想定を超えてグローバルに活躍する修了生の輩出に至っております。
1セメスター以上の留学と授業履修を卒業要件としているプログラムは、理工系大学及び理工系学部では非常に稀であり、本学システム理工学部独自の特色あるプログラムです。今後は他大学にも国際プログラムの輪を広げるべく、貢献していく所存です。
なお、国際プログラムの設計と運用は一人で成し得たものではなく、システム理工学部の多くの先生方、大宮キャンパスの職員の皆様の協力あってのものです。今回は電子情報通信分野の教育成果ということで、私が受賞させていただきましたが、同様の賞をそれぞれの分野、例えば機械工学分野、建築環境分野、生命工学分野においても受賞されることを期待しております。
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