2025年6月の電子情報通信学会NS研究会において3件の研究発表を行いました
2025年6月5日〜6日に宮崎市民プラザで開催された電子情報通信学会ネットワークシステム(NS)研究会において、三好研学部M1の二宮健豪君と神作英祐君、共同研究を実施している日本大学大学院の齋藤瑠真君がが研究発表を行いました。
二宮君の発表タイトルは「高密度UAV環境における拡張型粘菌アルゴリズムを用いた動的経路選択手法」。近年無人航空機UAVによる配送サービスなどに注目が集まっていますが、近い将来多くのUAVが街中を飛行するような状況が想定されます。そこで必要となるのがUAVの飛行管制ですが、安全のためにはUAVはあらかじめ決められた経路上を飛行することが想定され、UAV飛行経路制御はインターネットにおけるパケットルーティングと同等になると考えられます。本研究では、真正粘菌の採餌行動をモデル化した「フィザルムソルバ」を拡張した「拡張型フィザルムソルバ」を利用し、混雑下におけるUAVの飛行経路手法を提案しました。
神作君の発表タイトルは「位置依存形P2P通信基盤を利用したグループ内情報共有システム」。MINETでは、ユーザの位置情報に基づいて近隣端末との論理ネットワークを構築する手法としてG-LocONを提案していますが、G-LocONを利用した情報共有アプリケーションの開発にチャレンジしました。具体的には、情報を配信したいユーザが「グループ」を作成し、周辺ユーザが参加を希望するとグループメンバに入ります。このとき、G-LocONでは接続できない離れたユーザ間でもP2P通信ができるように、アプリケーションにより通信領域の拡張を行い、グループ内ユーザ間でP2P通信によるメッセージングとファイル共有を実現しました。
二宮君と神作君は大学院に進学したばかりで、これからの研究の進展が期待されます!
発表論文一覧
- 齋藤瑠真,上田清志,三好 匠,山崎 託,山本 嶺,"サービスの要件に対応したUAVの経路構築法," 電子情報通信学会技術研究報告,Vol. 125,No. 57,NS2025-49,pp. 43-48,June 2025.
- 二宮健豪,片田寛志,山崎 託,三好 匠,山本 嶺,上田清志,"高密度UAV環境における拡張型粘菌アルゴリズムを用いた動的経路選択手法," 電子情報通信学会技術研究報告,Vol. 125,No. 57,NS2025-50,pp. 49-54,June 2025.
- 神作英祐,山崎 託,三好 匠,"位置依存形P2P通信基盤を利用したグループ内情報共有システム," 電子情報通信学会技術研究報告,Vol. 125,No. 57,NS2025-51,pp. 55-59,June 2025.
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