
20th Anniversary SEATUC Symposiumにおいて、三好教授が基調講演を行いました
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本学が主体となり東南アジアの協定校と実施している国際会議「SEATUC Symposium」において、三好教授が基調講演を行いました。
SEATUCは「South East Asian Technical University Consortium」の略で、本学をはじめ東南アジアの協定校8校で構成された工科系大学連盟です。芝浦工業大学、ハノイ理工大学(HUST、ベトナム)、モンクット王工科大学トンブリ校(KMUTT、タイ)、バンドン工科大学(ITB、インドネシア)、マレーシア工科大学(UTM、マレーシア)の5校で2006年5月に結成されました。現在はこれに加えて、ホーチミン市工科大学(HCMUT、ベトナム)、スラナリー工科大学(SUT、タイ)、ガジャマダ大学工学部(UGM、インドネシア)が加盟し、8大学で運営されています。
毎年SEATUC加盟校の持ち回りで、国際シンポジウムを開いていますが、2025年12月は第20回記念としてインドネシア・ジョグジャカルタのUGMで開催されました。三好教授は、SEATUC Symposiumの第1回が開催される前から本取り組みに関わってきた経験から、「SEATUC 20年の歴史」についての基調講演を行いました。
当初、「Hybrid Twinning Program」と呼ばれる本学の大学院留学生受入プログラムの運営を行う組織として結成されたSEATUC。受け入れた留学生の研究進捗報告と、受入可能な教員の紹介を兼ねて、シンポジウムを開催してきましたが、その後は協定校間での研究発表の場として開催が続いています。現在では、一般的な国際会議と同じく論文査読制度が導入されており、オーラル発表のTechnical Session、ポスター発表のPoster SessionとWork-in-Progress Session、提案ベースのWorkshop Sessionとなっています。
SEATUC結成20年、及びシンポジウム第20回の節目に際し、これまでの歴史を振り返りながら20年のシンポジウムを3つのフェーズに分類するとともに、今後のSEATUCのあるべき姿について講演を行いました。本基調講演は大きな反響を呼び、シンポジウム運営委員会では今後のSEATUC Symposiumのあるべき姿を議論することとなりました。そして、次回2027年3月のシンポジウム(ハノイ開催)では「SEATUC 4.0」として、国際共同研究の更なる活性化に向けて新たな挑戦を行うことが決まりました。
三好研究室では、これまでの20年間でSEATUC Journal 1編、SEATUC Symposium 18編の論文発表を行い、三好教授自身も5回のプレゼンを行うなど、SEATUCの活動に貢献してきました。2019年以降はTPC Chairを務め、シンポジウム運営にも強く関わっています。今後は「SEATUC 4.0」の実現に向けて、協定校との連携を強めていきたいと考えております。
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