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情報通信基礎(2025年度)の採点が終わりました

 1年秋学期に開講されている「情報通信基礎」ですが、2025年度のすべての採点が終わりましたので簡単に報告いたします。

 まず、本授業は「オンデマンド型」授業としており、授業動画を各自で見ていただくように準備しています。各回の授業の日を締切としてあらかじめ課題を提示し、インターネットなどを利用して各自で調査を行う「予習シート」(30%)、講義時間中に実施される「小テスト」(30%)、第1回〜第7回の内容についての知識を問う「中間試験」(20%)、第9回〜第13回の内容についての知識を問う「期末試験」(20%)により評価します。

予習シート
 予習シートは、謝った内容でないことを原則として、予習の分量をもとに採点を行っています。すべての平均点は76.63点(未提出の0点を含む)でした。また、平均提出回数は10.23回(全11回)でした。

小テスト
 各授業回の内容に関する簡単な問題に答える小テストですが、平均点は78.76点(未提出の0点を含む)でした。また、平均提出回数は9.62回(全11回)でした。配点比率(30%)を考慮すると、小テストをすべて提出するのが単位取得への近道です。

中間試験
 中間試験は、配布資料等の持ち込みを可として実施しました。試験範囲は、情報ネットワークの基礎から、インターネットの物理層、リンク層、インターネット層まででした。
 問題1は、IPv4アドレスからネットワークアドレスやブロードキャストアドレス、サブネットマスクなどを求める問題でした。得点率は55.2%でした。
 問題2は、LANでのIPアドレス、ゲートウェイアドレスの設定の誤りを指摘するもの、EthernetやWi-Fiの仕組み、フレーム及びパケットヘッダを問う問題でした。得点率は45.56%とかなり低い結果となりました。
 問題3は、IPルーティングに関する問題でした。ネットワーク図からルーティングテーブルを作成する問題は定番ということもあり、比較的得点率が高く、69.20%でした。

 最終的な点数は、56.62点(未受験者0点を含む)となり、想定よりも15点ほど低い点数でした。問題2の得点率の低さが影響したと考えられます。

期末試験
 期末試験においても、配布資料等の持ち込みを可として実施しました。試験範囲は、インターネットのトランスポート層とアプリケーション層でした。
 問題1は、シンプルなWebサイトを閲覧したときのTCPパケットの挙動について問う問題でした。スリーウェイハンドシェイク、フラグメント、遅延ACK、ヘッダサイズなどTCPの基本動作についての問題のほか、パケット観測結果をもとにシーケンス番号やACK番号を問う問題を出題しました。得点率は39.06%とかなり低く、残念な結果となりました。
 問題2では、TCPのフロー制御・輻輳制御に関する記述問題を出題しました。TCPの典型的な振舞い(Tahoe、Reno)として知っていてい欲しい部分であり、ウィンドウサイズの増加方法、減少方法について、図を使って詳しく説明する問題でした。得点率は69.96%と比較的高い点数となりました。
 問題3は、アプリケーションプロトコルについて説明する記述問題でした。いくつかのプロトコルから一つを選択して説明する問題で、得点率は82.33%と高かったです。

 最終的な点数は、59.02点(未受験者0点を含む)となり、こちらも想定よりも15点ほど低い点数でした。問題1の得点率の低さが影響したと考えられます。

総合評価
 これらを総合して得られる点数を最終得点として成績報告をしました。平均点は69.27点で、単位取得者数(S、A、B、C)は122名(143名中)となりました。
 今回不可(D、F)となった履修者の多くは、予習シートの提出率や小テストの受験率が低い状況にあります。オンデマンド型ではモチベーションを維持することが難しくなります。そこで、学会等の出張などがない場合には、教室に行き追加の説明などを行うようにしていましたが、出席率はあまり高くありませんでした。本科目は必修科目ですので、毎回の課題(予習と小テスト)をペースメーカーとして必ず提出するようにすると、単位取得の可能性は格段に上がります。

 2026年度からは課程制への改組に伴い、本科目は「インターネットプロトコル」という名称に代わりますが、基本的には同じような内容、同じような授業運営となります。再履修をされる方は、「学びの継続」を心がけて再チャレンジをお願いします。

 

 

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