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当研究室出身の山本嶺君が電子情報通信学会学術奨励賞を受賞しました!!

 当研究室修士課程出身で、現在早稲田大学大学院博士課程在学中の山本嶺君が、電子情報通信学会学術奨励賞を受賞しました!!

 学術奨励賞は、電子情報通信学会が主催する総合大会(3月)とソサイエティ大会(9月)において発表された発表論文の中から、特に優秀と認められたものに対して授与されるものです。発表総数のわずか2%のみに与えられる賞であり、若手研究者の登竜門とされています。

 受賞対象論文は、2009年9月のソサイエティ大会で発表した「アドホックネットワークにおける公平性を考慮したウィンドウ制御手法」。山本君が修士課程在籍時に考案したアドホックネットワークに適したトランスポートプロトコルについてより詳細な評価を実施し、他のTCPとの公平性を明らかにしたものです。トランスポートプロトコル、つまりTCPには、いくつもの改良版が提案されていますが、他のTCP方式との公平性を確保するのは困難です。山本君が提案したTCPは、TCP RenoやTCP Vegasなどとの親和性に優れ、他のバージョンと混在した場合にも公平な帯域確保を実現することが可能です。この点が高く評価されて受賞につながりました。

 山本君は現在博士課程1年ですが、今年度は学術奨励賞の受賞、論文誌採択など研究活動が高く評価されています。また、4月からは早稲田大学大学院国際情報通信研究科の助手に就任することが決まっています。今後の山本君の活躍に期待しています!!

 

 

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