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電子情報通信学会より、2010年度コミュニケーションクオリティ研究賞を受賞しました!

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 電子情報通信学会コミュニケーションクオリティ研究会において、昨年11月に発表した論文「ユーザの状況要因がQoE評価に与える影響のモデル化」が、2010年度CQ研究賞に選ばれました!

 本研究は、NTTコミュニケーションズの江口眞人氏、情報通信研究機構の山崎達也氏、朝日大学の矢守恭子先生と三好の共同研究で、インターネットにおける通信品質をユーザがどのように感じるかを定式化するというものです。従来、通信サービスの品質はQoS(Quality of Service)と呼ばれ、遅延時間や通信速度で決まると考えられていました。しかし近年では、ユーザがQoSをどのように感じるか、すなわちユーザが体感する品質であるQoE(Quality of Experience)が重要と考えられています。QoSは客観的かつ定量的に評価できるものですが、QoEは主観に左右されるものです。本研究では、ユーザがおかれている状況に着目し、状況要因がインターネットの遅延評価にどのような影響を与えるかをモデル化しました。

 主観評価実験の結果、何らかの時間的プレッシャを受けながら作業を行う場合には遅延に対してより厳しくなり、逆にリラックスして作業を行う場合には遅延を許容できるようになることが分かりました。一見当たり前に感じる結果ではありますが、この特性がほぼすべての被験者に見られること、そして遅延に対する許容度が2倍程度も違うということが統計的に証明されたことは非常に大きな発見です。

 私たちの研究は、QoE研究に対する新しい潮流として注目されており、2007年、2008年にも同研究会よりベストポスター賞を頂いております。今後更に研究を進め、QoE評価を通信制御にフィードバックする手法などについて検討を進める予定です。

 

 

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