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中村優子さんが電子情報通信学会CQ研究会で研究発表を行いました。

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修士課程2年の中村優子さんが、2011年7月14日〜15日に小樽市民会館で開催された電子情報通信学会コミュニケーションクオリティ(CQ)研究会で研究発表を行いました。

 中村さんの発表タイトルは、「P2P形映像配信サービスにおけるザッピング発生時のトラヒック分析」。ピアツーピア(P2P)通信方式は、近年インターネットでよく利用され、通信データの多くを占めるようになってきました。最近では、映像配信にもP2P技術が利用されるようになり、欧米ではテレビ局と提携したP2P映像配信が普及を始めています。このようなアプリケーションが普及すると、テレビと同様に頻繁なチャネル切替(ザッピング)が発生し、それによって急激なトラヒック増加が引き起こされる可能性があります。

 本論文では、P2P映像配信アプリケーションを用いてドラマやニュースなどをザッピング視聴した場合に発生するトラヒックを分析しました。チャネル切替間隔を5秒〜35秒と変化させ、発生するトラヒック量と接続ピア数の時間変化を調査したところ、トラヒック量と接続ピア数はザッピング中に大きく増加することが分かりました。

 過渡状態におけるP2Pトラヒック分析は、フランスのピエール&マリー・キュリー大学(パリ第6大学)のOlivier Fourmaux准教授とともに昨年度より開始した研究で、科学研究費補助金に採択された研究課題の一部。更なる研究の発展に期待です!

 

 

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