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Hoang Van Hiep君がSNPD2013にて研究発表を行いました

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 2013年7月1日〜3日にアメリカ合衆国・ハワイ州・ホノルルで開催された国際会議「IEEE/ACIS International Conference on Software Engineering, Artificial Intelligence, Networking and Parallel/Distributed Computing (SNPD 2013)」において、博士課程1年のHoang Van Hiep君が論文発表を行いました。

 Hiep君の発表タイトルは、「P2PTV Traffic Localization by Deep Packet Inspection(ディープ・パケット・インスペクションによるP2PTVトラヒック局在化手法)」。P2P通信を利用する映像配信(P2PTV)サービスでは、世界中のピアに接続して映像データの断片をダウンロードするため、トラヒックが世界中に分散するという問題があります。当研究室では、遠方のピア(例えば国外ピア)と通信するP2PTVパケットに遅延を挿入することで、P2PTVトラヒックを近隣のピアのみに集中させる局在化の研究を行っています。これまでの研究結果から提案方式の有効性は示されていますが、P2PTV以外のパケットに遅延を挿入してしまうと、それらのサービス品質が極端に劣化してしまいます。本論文では、ルータを通過するすべてのパケットのデータ部をディープ・パケット・インスペクション(DPI)により解析し、P2PTV通信のみに追加遅延を挿入することで、他の通信に影響しないP2PTVトラヒックの局在化を実現しました。

 発表後、通信遅延を増加させる手法はサービス品質の低下につながるのではないかという質問がありました。本論文では、P2PTV映像を視聴している途中から遅延挿入システムを起動して実験を行ってみたところ、映像が途中で停止するなどの問題は発生しませんでした。本手法で遅延を挿入するのは国外ピアとの通信のみですので、遅延が挿入されない近隣ピア(国内ピア)を選択してデータを受信することで映像の停止は発生しません。

 今後は、PPStream以外のP2PTVアプリケーションを用いて動作検証を行う予定です。

写真は、発表が終わって同じセッションに参加していた先生方と一緒に撮影。

 

 

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