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国際会議IEEE LANMAN 2020で発表した論文がIEEE Xploreにて公開されました

 先日報告していたNguyen An Hung君の国際会議論文、「Generating IoT Traffic: A Case Study on Anomaly Detection」が、国際会議を主催する米国電気電子学会IEEEの電子ライブラリにて公開されました。

Hung Nguyen-An, Thomas Silverston, Taku Yamazaki, and Takumi Miyoshi, "Generating IoT Traffic: A Case Study on Anomaly Detection," IEEE International Symposium on Local and Metropolitan Area Networks (LANMAN 2020), Virtual Conference, 6pages, July 2020. DOI: 10.1109/LANMAN49260.2020.9153235

 近年のインターネットの普及に伴い、すべてのものがインターネットに接続される「もののインターネット(IoT: Internet of Things)」が想定されています。IoT時代では、身の回りのほぼすべての電子デバイスがインターネットに接続され、手元のスマートフォンで制御できるようになると言われていますが、これによって今までは想定していなかったような通信が発生することになります。これらのデバイスがどのような通信データを発生させ、インターネットに流れるようになるかをあらかじめ知ることは、ネットワークを設計したりデバイスを監視したりするうえで大変重要な課題となります。

 本論文では、家電製品の多くがインターネットに接続される「スマートホーム環境」と、生体情報を取得する機器がインターネットに節億される「バイオメディカル環境」を想定。まず、既存の機器が発生する通信データを観測・分析して、通信モデルを作成しました。そのうえで、これらの機器と同等の通信データを発生させる通信ジェネレータ、IoTGenを開発し、実際の通信データとの類似性について評価を行いました。IoTGenを使用することで仮想的な通信データを発生させることが可能となり、ネットワーク設計などの研究分野において有効なツールとなるでしょう。

IEEE Xploreの該当ページはこちらです。

 

 

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