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大岡里奈さんの研究論文が電子情報通信学会論文誌に採録され先行掲載されました!

 修士課程2年の大岡里奈さんが主著として執筆した研究論文「P2PTVトラヒック分類における2段階クラスタリング方式」が、電子情報通信学会論文誌に採録されました!

 当該論文は5月中旬に投稿され、査読と呼ばれる専門家のチェックを2回経てついに掲載が決定しました。1回目の査読では非常に多くの採録条件(修正点や不明点の指摘)が課されましたが、大岡さんは約2か月をかけて丁寧にこれらに対応。2回目の査読ですべての条件を満たしたと判断されて採録を勝ち取りました。

 正式版の掲載は2021年3月を予定していますが、早期公開版が10月30日から公開されています。

(論文あらましより)
本稿では,近年注目を集めているP2P(Peer-to-peer)方式による映像配信サービス(P2PTV)により発生するトラヒックを分析,分類することを目的として,2段階クラスタリング方式を提案する.映像コンテンツを長時間視聴するP2PTVでは,視聴中にもピアの参加・離脱が発生しトラヒック特性が動的に変化する.筆者らは,P2PTVトラヒックを単位時間ごとのデータユニットに分割し,機械学習の一つであるクラスタリングを用いてトラヒック構成要素としての単位トラヒックの抽出を行っている.しかし,複数コンテンツのデータをすべてまとめてクラスタリングすると,出現頻度の偏りから適切に分類されない問題があった.提案手法では,コンテンツごとにクラスタリングした結果からクラスタ特徴量を作成し,これらをまとめて再度クラスタリングすることで,出現頻度の偏りを抑制している.100本のP2PTVコンテンツ視聴時のトラヒックデータを用いて提案手法のクラスタリング特性を分析するとともに,従来手法との比較評価を行う.


大岡里奈,三好 匠,山崎 託,"P2PTVトラヒック分類における2段階クラスタリング方式," 電子情報通信学会論文誌,Vol. J104-B,No. 3,March 2021.採録決定.DOI: 10.14923/transcomj.2020AIP0003

電子情報通信学会会員の方、組織サイトライセンスをお持ちの方は、こちらから論文を閲覧できます。


2021年3月5日更新

本論文は3月1日に正式公開されました。新しい情報は以下のとおりです。

大岡里奈,三好 匠,山崎 託,"P2PTVトラヒック分類における2段階クラスタリング方式," 電子情報通信学会論文誌,Vol. J104-B,No. 3,pp. 175-186, March 2021. DOI: 10.14923/transcomj.2020AIP0003

 

 

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