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礒田君と橋本君が、電子情報通信学会 情報通信マネジメント研究会にて研究発表を行いました

 2022年5月19日〜20日に長野県長野市長野ターミナル会館、および軽井沢町国際高等セミナーハウスでハイブリッド開催された電子情報通信学会情報通信マネジメント(ICM)研究会において、当研究室修士1年の礒田知来君と橋本樹君の2名が研究発表を行いました。

news_fig1 礒田君の発表タイトルは「端末の移動性と端末距離を考慮した位置依存形P2Pネットワーク構築手法」。MYLabで数年前から研究を続けている位置依存形P2Pネットワーク技術「G-LocON」を利用すると、自分の周辺にいる端末を検索して仮想的なネットワークを構築することが可能になります。この技術を車両間ネットワークに利用すると、車両の走行方向や速度によってはうまくつながらなかったり、不必要に接続が続いたりする可能性があります。本研究では、端末の移動性と端末間の距離を考慮して、事故防止に役立つ車両間ネットワークを構築する手法を提案しました。

news_fig2 橋本君の発表タイトルは「通信管理機能を備えたスマートシティサービス基盤の提案」。都市が抱える問題を情報通信の活用により解決する「スマートシティ」構想が注目を集めています。我が国でも内閣府によりスマートシティに必要な構成要素や関係性が定義されており、リファレンスアーキテクチャとして規定されています。一方、近年の新しい通信技術として5Gや近距離無線技術などが注目されており、これらの通信をうまく使い分けながらスマートシティサービスを提供することが期待されます。本研究では、さまざまな通信方式を適切かつ自律的に選択する通信機能選択をスマートシティサービス基盤に実装する提案を行いました。

 今回発表した2人の研究は、彼らが卒業研究として実施したもの。今後大学院での研究課題として、更に発展させていく予定です。

 

 

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