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塙大樹君がIEEE GCCE2022にて研究発表を行いました

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 2022年10月18日〜21日に大阪で開催されたIEEEの国際会議「Global Conference on Consumer Electronics (GCCE) 2022」において、修士課程2年の塙大樹君が論文発表を行いました。

 論文のタイトルは「V2X Network Design Method Based on Peer's Location and Road Information(ピアの位置情報と道路情報に基づいたV2Xネットワーク設計手法)」。ユーザが所有するスマートフォンなどの携帯端末の位置情報を用いて端末間通信を実現する手法として、当研究室ではG-LocONと呼ばれる論理ネットワーク構築方式を提案しています。G-LocONでは、自分の周りにいる他の端末を発見して相互に通信することができるため、車両や歩行者、路側装置の間で情報交換を行って交通事故を防止することが可能です。一方、車両はある程度の速度で移動していることから、後方より前方との通信が重要です。また道路に沿って移動するため、道路地図との関係も重要となります。

 本研究ではディジタル道路地図の情報を活用し、車両が通りうる道路上のみを探索範囲とした端末間通信を実現する手法を提案しました。提案手法を用いることで通信を行う対象端末を効果的に絞り込むことができ、通信負荷の削減につながります。

 塙君は現在M2で、修士課程修了まであと4か月ほど。4年生のときからG-LocONの歩車間通信への応用を検討してきました。これまで2度の国際会議で発表しており、すでにかなりの知見を得ています。修論作成に向けてこの調子で頑張っていきましょう!

 

 

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