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浅野瑞稀さんが電子情報通信学会総合大会の英語セッション奨励賞を受賞しました!

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 三好研究室に所属するシステム理工学専攻修士課程1年の浅野瑞稀さんが、電子情報通信学会総合大会の英語セッション奨励賞(English Session Award)を受賞しました。同賞は、2023年3月に開催された電子情報通信学会総合大会英語セッションにおいて発表された論文の中から優れた発表に対して与えられる賞であり、今回は2名が選出されました。2023年10月4日〜6日に北海道大学で開催された電子情報通信学会ネットワークシステム研究会において、表彰式が行われました。

 対象論文は「IoT Traffic Pattern Analysis with Two-stage Clustering(2段階クラスタリングを用いたIoTトラヒックパターン分析)」で、浅野さんが4年生のときに実施した卒業研究をまとめた英語論文です。近年、家電のインターネット化技術(IoT)は目覚ましい発展を遂げており、多くのIoTデバイスが家庭内で利用されるようになりました。電源や照明、エアコン、スマートスピーカー、見守りカメラなど、数えきれないほどの家電デバイスがインターネットに接続されるスマートホーム環境では、すべてを覚えておくことも難しいうえ、ウィルス感染などの異常が発生しても気づくのが難しい時代が来るとされています。本論文では、これらのIoTデバイスを機械学習を用いて自動的に識別するための手法について検討しました。具体的には、以前当研究室で開発した「2段階クラスタリング」という手法を用いることで、IoTデバイスから出力されるインターネットトラヒックを特徴的に表現できることを明らかにしました。

 浅野さんは、本年4月に大学院に進学して現在修士1年、本研究を継続してくれています。更なる研究の進展に期待しています。

受賞対象論文
Mizuki Asano, Takumi Miyoshi, and Taku Yamazaki, "IoT Traffic Pattern Analysis with Two-stage Clustering," 2023 IEICE General Conference, English Session, BS-2-8, pp. S-15 - S-16, March 2023.
The English Session Award of NS Technical Committee, IEICE

 

 

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