TopNewsMembersResearchLecturesPublicationsLinksAccess

 

礒田知来君がIEEE ICCE-Berlin 2023にて研究発表を行いました

news_fig

 2023年9月3日〜5日にドイツ・ベルリンで開催されたIEEEの国際会議「International Conference on Consumer Electronics (ICCE) - Berlin 2023」において、修士2年の礒田知来君が論文発表を行いました。当国際会議は、別途報告した国際コンシューマ・エレクトロニクス展 IFA 2023に併催されており、コンシューマエレクトロニクスに関する国際会議「ICCE」のベルリン版です。

 論文のタイトルは、「Digital Twin Platform for Road Traffic Using CARLA Simulator(CALRAシミュレータを使用した道路トラヒックのためのデジタルツインプラットフォーム)」。近い将来、高度に情報化された社会であるSociety 5.0(第5世代社会)が到来すると言われており、実社会をコンピュータ上で完全再現するデジタルツイン技術の実現が期待されています。デジタルツインでは、LiDARと呼ばれるセンサで3次元空間をスキャンしてバーチャル空間内に再現するのですが、建物などの静止物だけでなく人や自転車、自動車などの動体物をスキャンして未来予測に利用することでより安心安全な未来予知が可能になると考えられます。本研究では、LiDARセンサでスキャンした自動車の情報をCARLAと呼ばれる交通シミュレータ内に取り込むことで、近未来の交通状況を予測するためのシステムを提案しました。まだ初期段階の検討ですが、スキャンした車両をCALRAシミュレータ内にオブジェクトとして作成することに成功し、交通予測シミュレーションが実現可能であることを示しました。

 磯田君は現在M2で、修士課程修了まであと5か月ほどですが、すでに次の国際会議発表も決まっています。修論作成に向けて更なる研究の進展に期待ですね!

 

 

ニュース一覧へ戻る

 

 

Copyright (c) 2007-2021 Multimedia Information Network Laboratory, SIT, All rights reserved.