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6月27日に大学院特別講義を開催致します


 大学院講義「通信網工学特論」(3限)では、6月20日に引続き6月27日も学外の講師をお招きして特別講義を実施致します。

 今年2回目の特別講義は、通信サービスとユーザの満足度について研究をされている朝日大学の矢守恭子先生に、近年の研究動向について御講演頂きます。矢守先生は、トラヒック理論と経済理論を融合し、通信料金とユーザの行動の関係を明らかにする研究に従事されており、本分野の第一人者です。

 本特別講義は「通信網工学特論」の講義の一環として実施するものですが、履修/未履修に関係なく、本学大学院に在籍する方はどなたでも参加可能です。また、学部生で興味のある方も、是非参加して下さい。


日時: 2007年6月27日 13:00〜14:30
場所: システム工学部棟4F 441教室
講師: 矢守恭子 先生 (朝日大学経営学部情報管理学科)
タイトル: 料金と効用に基づくユーザ行動モデルの構築とその応用

概要:優先制御を用いて複数クラスの品質を提供するサービスが検討されている.このようなサービスの場合,品質の良いサービスには高い料金を,品質の悪いサービスには低い料金を設定することが考えられる.ユーザは品質と料金の組み合わせから,自身が最も満足するサービスを選択する.したがって,料金を適切に設定することによりトラヒックを制御することが可能となる.本講義では,トラヒック理論的観点と経済理論的観点の両方の視点から提案してきた料金体系について紹介する.ユーザの行動モデルとして非集計行動モデルを用い,ユーザ効用とサービス参加確率は料金が高くなるに従って単調に減少することを示す.また,ISP の収入と料金の関係を明らかにし,収入を最大化する最適料金を示す.

 

 

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