TopNewsMembersResearchLecturesPublicationsLinksAccess

 

修士課程2年の4名が、電子情報通信学会NS研究会で研究発表を行いました

 修士課程2年生の尾上正紀君、奥澤尚佳君、北田裕之君、吉沢剛君が、2010年1月、3月に開催された電子情報通信学会ネットワークシステム(NS)研究会にて研究発表を行いました。奥澤君は2010年1月、その他の3名は2010年3月のNS研究会で発表しました。

 奥澤君の研究タイトルは、「優先度を考慮した複数オーバレイネットワークの協調制御手法」。この研究は、2008年10月に発表した研究の続編ですが、前回の発表に対して新規性と今後の発展性が認められ、NS研究会より「奨励講演」の指定を頂きました。研究内容は、グリッドコンピューティングの技術を用いて複数のアプリケーションの協調制御を実現するというものです。システム及びアプリケーションをネットワークシミュレータns-2上に実装して、提案手法の有効性を明らかにしました。

 尾上君の研究タイトルは、「μSEcast方式のスケーラビリティ評価」。研究室で長期にわたり行ってきたμSEcast通信方式ですが、これまではμSEcastをPCに実装して評価を行ってきたため、ネットワーク規模が大きくなった場合の評価が手薄でした。尾上君は、これまでに提案されたすべてのμSEcastプロトコルをネットワークシミュレータns-2上に実装し、シミュレーションを用いて大規模通信実験を実施しました。その結果、ネットワーク規模によらず、μSecastによる通信量削減効果が得られることが明らかになりました。

 北田君の研究タイトルは、「P2P型映像配信サービスにおけるフロー特性比較」。P2P型映像配信サービスにおいてどのような通信フローが発生しているかを分析し、トラヒックモデルの一般化に挑戦しました。あいにく明解な結論には至りませんでしたが、フローの到着間隔は比較的簡単な確率モデル(指数分布)で近似できる可能性が示唆されました。

 吉沢君の研究タイトルは、「蟻コロニー最適化を用いた無線メッシュネットワーク設計法」。無線LANのアクセスポイントを無線通信で接続して、無線LANのサービスエリアを拡大する無線メッシュネットワークにおいて、蟻コロニー最適化(ACO)手法を用いてネットワークの最適構成を実現しました。ネットワーク構成の最適解を求める問題は、一般にNP困難と言われており、多項式時間では解けません。本研究では、蟻が餌を求める様子を模擬した探索手法を用いて最適解の探索に挑戦、比較的短時間で優良解を見つけることができることを明らかにしました。

 4名の学生は2010年3月をもって本学修士課程を卒業し、新たな道へと進みます。君たちの活躍を心からお祈りしています。卒業おめでとう!

 

 

ニュース一覧へ戻る

 

 

Copyright (c) 2007-2020 Multimedia Information Network Laboratory, SIT, All rights reserved.